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初めてのコロニー(集団繁殖地)観察

初心者探鳥会in宇治 6月25日

 冬に毎月探鳥会を実施している宇治川で、今回初めて夏に開催しました。目当ては京阪宇治駅のコシアカツバメのコロニーと、宇治の氏神・菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の陵墓にあるサギ類のコロニー。

 集合地点の京阪宇治駅構内にはコシアカツバメが毎年30カ所ほど営巣しており、受付が終わった参加者はすぐに双眼鏡やカメラを構えて観察します。

 サギ類のコロニーを観察するために河川敷に降りると、カワアイサの雄がすぐ目の前に…。宇治川では以前から越夏しており、下見で確認できなかったものの、本番ではタイミングよく登場してくれました。

 コロニーではコサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、ゴイサギの5種類が繁殖中。巣には幼鳥がいて、餌や補修用の巣材をくわえた親鳥が次々に帰ってきます。全国的に激減し、今や希少種となったゴイサギの成鳥と幼鳥をじっくり観察できました。

 陵墓の横にある遊水池はヨシ原が広がり、「ギョギョシ、ギョギョシ」の声が聞こえます。コロニー観察の後はオオヨシキリ観察。個体数は少ないものの、1羽が長い間穂先でさえずってくれたので、全員がじっくり観察できました。

 2年前に整備された「お茶と宇治のまち歴史公園」で鳥合せをして、予定より30分ほど早く解散しました。(S)

 

●見聞きした鳥 カルガモ、カワアイサ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、トビ、ハシボソガラス、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ
計21種

 
 

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