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バンコクで鳥散歩(その4)

3日目午後~4日目午前(ルンピニー公園) 
 観光の日程はすべて終わって、いよいよ自由行動の時間。
 事前の計画通り、ホテルから徒歩15分ほどのところにある「ルンピニー公園」へ行ってきました。ここはバンコク最大の公園とかで、面積は京都御苑の半分強といったところ。

    ルンピ二

 公園の中は平坦で起伏がなく、大きな池が二つと、水路。緑豊かな森、若干の芝地があり、市民の憩いの場となっています。台北の公園と同じように太極拳や中国武術の練習をする人がいましたが、台北とは違ってバードウオッチャーは一人も見ませんでした。

    ルンピ二

 順不同ですが、公園で観察できた鳥を紹介します。
・ムネアカゴシキドリ

 ワット・アルンでも見ました。南の国らしい派手な色彩です。

・カノコバト・チョウショウバト

 ハト類はたくさんいるようで、ここでもカノコバト、ベニバト、チョウショウバト、カワラバト(ドバト)が見られました。

・アカガシラサギ

 アユタヤへの道中でも見かけましたが、公園内にもかなりの数がいました。日本には稀に現れますが、群れを見ることはありません。

・ダイサギ、チュウサギ、コサギ
 日本でもおなじみのサギもひととおり揃っていました。

    チュウサギ

・ハシブトガラス
 上空を飛ぶ姿はあちこちで目にしていましたが、近くで見るのは初めてです。日本のものとは亜種が異なるようで、何となく雰囲気が違います。
 公園がねぐらになっているようで、夕方には100羽くらいの群れがいました。

・コウライウグイス
 若い個体と思われます。日本では、何回か情報をもらって出かけたものの、ことごとくフラれています。積年の心残りが解消しました。

・ムナオビオオギビタキ
 他の鳥を見ていた時に、眼の前の木に飛来。名前の通り、尾羽を扇状に開いて見せてくれました。

・シキチョウ
 この鳥も、あちこちでよく見かけました。体はあまり大きくないのですが、大声でさえずっています。

・コサメビタキ
 この旅行中で初めて見たので興奮しましたが、よくよく見ればお馴染みの鳥でした。越冬中の姿を見れたのは収穫です。

・ムクドリ科の混群
 芝地にムクドリ科の鳥たちが混群をつくって採餌していました。インドハッカ、オオハッカ、クビワムクドリ、ホオジロムクドリがメンバーです。
・クビワムクドリ
 大型のムクドリ。前日の寺院巡りでも飛んでいる姿を見ています。

・ホオジロムクドリ
 ルンピニー公園で初めて見た鳥。他のムクドリ類に混ざっていたので、気が付くのが遅れました。日本でも外来種として記録があるようです。

・オオハッカ
この旅行中、一番たくさん見た気がします。都市から田舎までいろんな環境に適応できるようです。

  
・ミミジロヒヨドリ
 これといった特徴のないヒヨドリ科の鳥。これまでにも何回も姿は見ていましたが、ようやく写真が撮れました。

・シマキンパラ
 コシジロキンパラかと思いましたが、よく見れば、胸から腹にかけて網目模様がありました。なかよく集まっているところは、やはりジュウシマツに似ています。 

・ミズオオトカゲ
 大きな池はありましたが、水面に浮かんでいる鳥はいません。代わりに水辺にいたのがこれ。かなりの大物で全長2mくらいはありました。日本なら大騒ぎになるところでしょうが、人間への攻撃性はあまりないようで、現地の人は全く気にしていません。

 ここに載せたもの以外にも、撮影できなかったもの、種名を特定できなかったものがいました。昼近くになるととても暑くなり、鳥の活動も低調となってきます。時期的にはもう少し早く、1~2月頃の方が良いのかも知れません。今度はタイ北部にも行ってみたいと思いました。
plover

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