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秋の草花をめでながら鳥もめでる

 お出かけ日和の秋の休日、ガールズ探鳥会に足をお運びいただき、本当にうれしい限りです。
 今回は植物園の北山門から出発。最初に、リンゴのようなおいしそうな赤い実のなる木を見つける。アブラギリという木の名は、昔、工業用油をとったからだそうで、残念ながら毒性があるので食用ではないそう。食いしん坊の私は残念と思わずいってしまった。そして、バクチノキの名前の由来に驚く。この木は樹皮が下からほとんどはがれてしまい「博打で身ぐるみはがれる」ことから、その名がついたそう。おお、コワっ。
 松林には、この時期のカラ類の混群が。「あ、エナガ。その後ろにメジロ」「こっちはヤマガラとシジュウカラが・・・。」「コゲラが今、この木の右側を登っている!」とガールズたちは口々に自分の双眼鏡の中を実況。やはり小鳥たちの可愛さには足が止まってしまいます。

 半木神社の前にはカメラマンの姿がない。今日は、カワセミはお留守?と思いきや、蓮池にどうやらいるようで、カメラが数台。ピーッと鳴いたかと思うと、半木神社の池のほうへ飛んだ行った。さて、民族大移動よろしく、カメラマンの後をぞろぞろ。結局、蓮池の端っこにいて、ハンティング成功!大きな魚を丸呑みし、またどこかへ
行ってしまった。
 その後、アオゲラの声はすれど姿は見えず。このかくれんぼは私たちの負け。マガモ、オナガガモをゆっくり見ていると、「なんか、遠くに青いのが見えるんですけど・・・」よく見てみると、さっきのカワセミが茂った低木の中で、休んでいる姿だった。満腹で動きたくないのは人間と一緒でしょうか。

 そして、生態園へ移動。和製へーゼルナッツのツノハシバミや植物のホトトギス(もう花は終わっていたけど)イヌビワ、フユイチゴなどをOさんの解説を聞きながら進む。イカルの声もするが植物園はいかんせん、木々が高いくて姿がみつけられない。黄色で下向きに花弁が開いている、マツムラソウを見て、今は空き家になっているアオゲラのねぐらをIさんに教えてもらった。大芝生の東の端にある、アキニレ。私が知っているものではフウセンカズラを小さくして茶色くしたような袋の中に入っている実は、アトリやカワラヒワの大好物。大群が採食している場面に出会いたいなぁと思った。その後、鳥合せをして解散。コスモス、多種多様なバラは満開、そして菊花展も開催されている植物園へ、三々五々。   2015年11月3日 ガールズ探鳥会in植物園 A.T wrote

●見聞きした鳥 天候:晴れ
マガモ、オナガガモ、キジバト、コサギ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、イカル、アオジ 23種
●観察した植物
アブラギリ、カツラ、ホトトギス、イヌビワ、アキニレ、ツノハシバミ、ハナノキ、バクチノキ、イチョウ、マンゴー、カゴノキ、フユイチゴ、フユノハナワラビの仲間

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