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八幡山タカ渡り探鳥会

 ここでの探鳥会及びタカ渡り一斉調査は3回目になる。昨年、探鳥会は雨で中止になったが調査は日をおいて実施した(クリック)
 朝のうち、山麓で塒をとっていたタカたちが一気に飛び立ったのだろう。気流にのって高度をかせぐいわゆる「タカ柱」がけっこう観られた。そして流れ出したタカたちが頭上、意外に低いところを通過する。素晴らしい探鳥地だということになる。
 ところが今期、見事に外れた。午前8時から午後4時まで観察を続けたが通過したのはサシバ6、ハチクマ1であった。3年目にしてこの調査地はばらつきがある事が証明された。それについての考察を支部の調査担当者にお願いした。

               西の湖周辺の田んぼにアマサギの群れ

私も???ばかりの毎日で、どういうふうにお答えすればいいのか悩みます。

考察の前段階として、
1.この日(9/23)はタカの絶対数が少なかった。
2.昨日(9/25)のように、渡る条件がいいとは思えない日でも、機が熟した時は大挙して渡る。
3.昨年の一斉調査日(9/26)は、天候も絶対数も好条件だった。
             2011年 秋のタカの渡り速報(クリック)

これらを踏まえて考えてみると、
当日は西風が強かった(北西5mほどの風:タカが渡る上空ではもっと強い)のでタカが東へ流されたと思われます。
絶対数が少ない上に、さらに風によって少なくなったと考えられるのではないでしょうか?
猪子山でも数が出なかった(55羽)が、岩間山では450羽と数が出ています。

猪子山や八幡山の風の状況は良くわかりません(近江八幡のデータなし)クリックが、今までの経験則から、そちらで西風が強い時には観察される数が比較的少なくなる傾向があるように思われます。
岩間山で少ない時は、ほぼ岩間山近辺で南あるいは東風のとき。
特にサシバは風に影響されやすいと思われるので、この傾向が顕著ではないかと思います。 scops wrote (Sept 26)

 さて来年もここで「タカ渡り一斉調査探鳥会」を企画するべきか、難しいところだ。しかし、なかなか興味深い場所ではあるので、少なくともここでの調査は続けたいなと思っている。
                八幡山タカ渡り探鳥会 9月23日

●見聞きした鳥
カワウ、ハチクマ、トビ、サシバ、ドバト、キジバト、コゲラ、ツバメ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、エゾビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス 19種

               次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック

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2件のコメント

  1. 若松夏子

    Unknown
    日本の景色とは思えないほどの美しさ。野鳥の名前など分かったら楽しいだろうなあと日頃から思っていました

  2. bulbul

    Unknown
    若松さん、当日の担当者です。最初のうち手近な場所で探鳥会があれば何
    度か続けてご参加下さい、そして今頃の季節だとシジュウカラなどの小鳥
    、ツグミやヒヨドリなど少し大きい鳥たち、もっと大きなトビ、また水辺
    の鳥だとカモ、カモメ類などが見られます。身近にいる小鳥はメジロやス
    ズメ、中型の代表はヒヨドリ、水辺のカルガモ、そしてユリカモメ、それ
    らが解ればだんだん他の種類と比較して見るようになります。小鳥だけど
    ちょっと鳴き声が違うなとおもったら色が白黒、シジュウカラではありま
    せんか ? 少し小さくて尾っぽが長いエナガではありませんか、という風に

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