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桂川探鳥会

 晴れてはいるが寒い。途中、小雨がパラついたが、すぐに上がって、その後は曇。下流域に向かいながら、そこそこの鳥に出会い、終点松尾橋のたもとに到着。

 集合地、渡月橋の上・下流の中洲は荒れ放しで、草木は、すっかりすっとんでしまった。隠れ家のない場所は、当然鳥に嫌われる。ここには、コサギ、イソシギ、セキレイ類がちらほち見られるだけ。でも、上流側井堰の杭に休むカワウと、この上流域に集団で浮かぶカモ類の姿はいつもと変らない。

 川と中洲・岸辺の荒れようは、この下流で甚だしくなった。こんな中、雄の数優勢のカワアイサの集団とカワセミに出会って、皆さんほっとする。だが、この先恐ろしい状況が待っていた。河原と岸辺の樹木が皆伐されていたのだ。周知のごとく、この秋襲来した台風が暴れて、桂川が増水し、洪水も引き起こした。倒木・流木が、実際にどんな被害をもたらしたか知らないが、河川管理事務所は喜び勇んで (いや、泣く泣く ? )、周辺の立木の伐採を決めたことであろう。「自然保護団体の方々よ、河原の樹木を放っておくと、こんなことになるのですよ」と思ったか、どうかは知らないが。

 思わぬ鳥にも出会った。ササゴイである。筆者は見なかったが、信頼のおけるヴェテラン 2人の見聞だから、十分信用できる。それにしても驚いた。この時期に姿を見せるとは ! 彼(女)はここで越冬するのであろうか ? ただ、この数年訪れていたアトリとマヒワには出会えなかった。           桂川探鳥会 2013年12月8日 T.U wrote

●見聞きした鳥 天候: くもり雨
カイツブリ、カワウ、ササゴイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カワアイサ、トビ、チョウゲンボウ、イカルチドリ、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 37種

●果実
サネカヅラ、トウネズミモチ、アキニレ、ナンキンハゼ、コノテガシワ

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