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保津川探鳥会 

「鳥獣保護区設定を記念して!」

 話はさかのぼり・・ 
 2005年の7月、亀岡市河原林の雑木林にサギが集団営巣をしていた。悪臭や声がうるさいことから、繁殖期にも係わらず銃による駆除許可がおろされ、中にはチュウサギもいた(環境省/準絶滅危惧種)。巣の下から狙い撃ったのか、下には卵やヒナの残骸が飛び散り、傷を負ったサギは辺りをさまよっていた。「サギが怪我をして苦しんでいるようだ、どうすればいいだろう・・」と現場から連絡を受けた。即、京都府に連絡したところ「保護します」との回答を得て安心していた矢先、飛んでもない連絡が届いた。気がかりで仕方がない会員がサギの様子を見守っていたところ、負傷していたサギをこともあろうか「安楽死」を理由に府の職員が現場で撲殺したという。①繁殖期の駆除は認められない。②チュウサギは対象外。③安楽死は獣医が行うもの。以上の3点に付いて当会が徹底的に抗議したことは言うまでもなく、京都府は現場近くを鳥獣保護区に設定することを約束した。

 5年が経過した2010年、かってはコウノトリも訪れたことのある馬堀地域一帯を鳥獣保護区(164ha)とし、亀岡のあらゆる環境保護団体が活動できるような地域を目指したいという。

 保津川鳥獣保護区には優しい風がふいていた。但し、京都府による河川整備が大々的に実施されており、河川敷は広大な野原と化していた。本当の意味での鳥獣保護区になるには先は長いと思いつつ、それでも私たちは野鳥の姿を求めながら保津川を上流へと辿って行った。
◆保津川鳥獣保護区探鳥会は4/29のみどりの日と12/23の天皇誕生日に例年開催致します。詳細、お問い合わせは当会(クリック)まで、
           保津川探鳥会(2010年12月23日) K.N wrote

●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、コガモ、ヒドリガモ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、オオバン、イカルチドリ、ケリ、クサシギ、イソシギ、キジバト、カワセミ、ヒバリ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 40種

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