昨年の秋以来休会していた例会の再開にふさわしく、高く飛行機雲が一直線に白く輝いていた。
大覚寺庭園へ入っていきなり、散りはじめの桜の古木にアオジ。花の蜜を求めてか、あちらの枝、こちらの枝と姿を見せた。大沢池の上空、魚を棒つかみにしたミサゴが飛び、まだ残っていたヒドリガモ14羽が、ピューピューと鳴いた。若葉が出だしたクスノキの梢近く、イカルがくり返しくり返し鳴いた。
モンシロチョウ(英名: Small White)Pieris rapae シロチョウ科 春型 ♀
田園では、キャベツ畑にモンシロチョウが舞い、上空にツバメが気持ちよく飛びまわっている。数羽のカモが勢いよく飛び去るのは、普段見慣れない光景である。突然、みんなが釘づけになっている先に、ノビタキが数羽。真っ黒い頭の♂と可愛いい瞳の♀。居並ぶ支柱と草むらを、あっちに出、こっちに出。
最後のポイント広沢池、しきりに鳴き声がしていた先に、カイツブリ2羽が水面をかけ走った。アシ原では、オオジュリン1羽が見え隠れした。解散後、帰りの田園で、キジ♂が鮮やかな姿を見せた。
北嵯峨探鳥会(4月21日) K.O wrote
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ツバメ、キジ、オオバン、ケリ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ノビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソカラス、ハシブトカラス 37種
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック