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飛んでいるタカの識別講座2

第2回「バランス」

単なる大きさからだけでは、なかなか種類を同定するのは難しいものです。
また、少し距離があると大きさをどう判断するかも、慣れないと悩みます。

第1回でも少し触れましたが、種類が違っても大きさのかぶる種もありますし、距離によっても見え方が違います。

今回はタカの飛翔形の「バランス」から種を探ってみましょう。
このバランスを把握すれば種の同定はほぼできるのですが、なかなかそううまくはいきません。遠いとなおさらです。
細かいことを言えば個体差もけっこうありますが、今回は翼の長さ、幅、尾羽など、比較的目に付きやすいところから見ていきましょう。

 ②

 ④

 ⑥

 ⑧

ざっと画像を並べましたが、こうやってみると明らかに種によって形が違うのをご理解いただけると思います。(今の段階では、あえて種名を書きません)
この画像は典型的なもの、しかも動いてないからよくわかるのですが、これが動いていたり遠かったり、あるいは違う角度だったり、個体差もあるとすると、なかなか判断が付きません。

ハイタカ属はよく似ているので難しいですが、種によってバランスがこれだけ違うんだというのをご理解いただくと、種の同定の選択肢を少なくすることができます。
ハイタカ属の識別は別の回でやります。

問 題
この画像の中で、一番大きな種と一番小さな種はどれとどれでしょう?
翼と体つきのバランスから考えてみてください。番号でお答えください。
     答えは次回

前回の問題の答え  サシバ

         次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック 

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4件のコメント

  1. scops

    Unknown
    はい、それでは答え合わせです。
    ①ツミ ②チゴハヤブサ ③ハチクマ
    ④ハイタカ ⑤ハヤブサ ⑥ノスリ
    ⑦サシバ ⑧オオタカ  でした。

    いくつ合っていましたか?

  2. syaberu

    Unknown
    ゆっくりだとなんとか全部わかるけど、これが瞬間でしかも小さいと・・(^_^;)

  3. scops

    Unknown
    バランスからだいたいの大きさがわかるようになれば、絞込みがしやすいということですね。
    8つの中から選んでいると大変ですから、まず2~3のパターンにするための、バランスの理解ということになると思います。

    誰でも遠~い・小さ~い・速~いのは間違えますよ。私もよくあります。(苦笑)

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