下鴨神社平日探鳥会 12月6日
ようやくの寒波で鴨川の鴨も少しずつ増え、水鳥観察の季節になった。
出町柳駅で集合後、鴨川と高野川の背割りの三角州で挨拶をして探鳥。上流下流とも水鳥の姿がよく見える。特にヒドリガモが増えた。水の深いところではカイツブリが潜水して魚を獲る様子が観察される。浅瀬ではセキレイ類やイソシギが元気にお尻を振りながら採餌している。
下鴨神社内ではシジュウカラやエナガ、メジロなどが出現するものの全体として鳥の動きは少なく冬鳥の到着が遅れている。河合社前でイカルの群れを観察。
鴨川左岸をさかのぼり探鳥。顔をつけて魚を探しながら泳ぐカワアイサ、三角のお尻を上げて採餌するヒドリガモやオカヨシガモ、浅瀬で半身を水に潜らせ水草などを採食するコガモなどを観察。
ジッとしているイカルチドリは石そのもの。上空ではトビたちが虎視たんたんと観光客の弁当を狙って帆翔している。
北大路橋付近で鳥合わせをして解散した。(K.O.)
●見聞きした鳥
ヒドリガモ50、マガモ30、カルガモ10、コガモ25、カイツブリ12、キジバト5、カワウ20、アオサギ10、ダイサギ8、コサギ28、イカルチドリ2、イソシギ1、トビ40、ハシボソガラス10、ハシブトガラス20、シジュウカラ5、ヒヨドリ30、ウグイス2、エナガ10、メジロ5、スズメ50、キセキレイ2、ハクセキレイ8、セグロセキレイ15、イカル15、オオバン1、カワアイサ2、オカヨシガモ2、ドバト45
29種
2019年賀茂川(出雲路橋近辺)でユリカモメを確認したのを最後にこの近辺でユリカモメを見ていない気がしますが、何か異変が起きているのでしょうか?
ありがとうございます。
その辺りでのユリカモメの数はみなさん減っていると感じておられますね。一頃(30年ほど前)と比べると20~30分の一になっているようです。詳しい観察・研究をされている方のご意見を伺ってみます。(T)
返信の続きです。うろ覚えで書くわけにはいかないので確認しました。
ひとつは あの地域で調査なども行っておられるユリカモメ保護基金による給餌が(餌やりは推奨しないという判断か)2005年10月から中止されていて集中がなくなったこと、また繁殖地の状況変化が考えられるようです。
繁殖地では乾燥化やヒグマによるヒナや卵の捕食などがあり近年の減少の要因と考えられているようです。ここにも地球温暖化の影響が出ているのでしょうか。(T)