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京都三沢の池で鳥を観察

北嵯峨平日探鳥会 5月18日

 集合時に気温が25℃を超えた。熱中症が心配される状況で、参加者にこまめな水分補給をお願いする。
 大覚寺前の木陰で、水浴びを終えたツグミが1羽涼んでいる。このまま夏越ししてしまうのだろうか? 翼などに傷みはないように見える。

 庭園に入り大沢池へ。先月見たカイツブリの雛はほぼ親鳥と同じ顔つきだ。ムクドリのマンションになっている多宝塔が異様に騒がしい。ハシブトガラスがやってきてムクドリの雛を狙っているのだ。ムクドリたちは集団で大騒して、ハシブトガラスがようやく諦め、一件落着。

 ハトより少し小ぶりでずんぐりした鳥が御神木の隣の柿の木に止まった。アオバズクだ。もう1羽飛来したが、かなり警戒しているように見えるので早々に移動。

 大覚寺から田園地帯に入るとツバメやコシアカツバメが飛び回り、電柱のイソヒヨドリが急降下してトカゲをゲット。
 ふと空を見上げると円弧を描いて彩雲のようなものが見える。どうやら環水平アークのようだ。何かいいことがあるかしら?

 北嵯峨の農耕地は田起しが始まり、水が入っているところもある。先月のケリの雛はほぼ成鳥の姿だ。
 広沢池に着くと周囲のアシ原からギョギョシの声が盛んに聞こえるが、なかなか見つからない。ようやく河畔木の上方で鳴くオオヨシキリを発見する。

 鳥の数は多くはなかったものの、この季節ならではの鳥に出会えて、楽しい探鳥会であった。(O)

 

●見聞きした鳥 マガモ3、カルガモ12、カイツブリ7、キジバト3、アオサギ5、ダイサギ2、コサギ2、ケリ15、トビ2、アオバズク2、コゲラ1、チョウゲンボウ2、モズ2、ハシボソガラス5、ハシブトガラス6、シジュウカラ1、ヒバリ1、ツバメ10、コシアカツバメ3、ヒヨドリ13、ウグイス3、オオヨシキリ10、ムクドリ30、ツグミ1、イソヒヨドリ6、スズメ10、キセキレイ2、ハクセキレイ2、セグロセキレイ1、カワラヒワ8、ドバト20
計31種

 
 

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