メニュー 閉じる

早着きの冬鳥をみつけよう

 晴れの天候でさして寒くもない中、探鳥会は始まった。
 長らくこの地の担当をしてなかった私は、参加者が増えていると聞いていたが、それはそれまで担当を引きうけていた S さんの人気せいだろうと踏んでレジュメも40枚用意しておけば余るほどと思っていたのだが、集合地に来る方が
いつまでも絶えない。あわや50人に届こうかという盛況になった。
 しょしんしゃくらすのかたも10人近くおられて、慣れた方には先行してもらって開始暫くは、二つのグループに分けて進むことになった。

 児童公園の北側を回りこんで、近衛邸跡の池にたちより、母と子の森を経て、といういつものコースを辿った。
 多くの方がカメラを携えている。この方々は梢にまとまって木の実を摂るイカルを、樹間を次々移っていくカラ類などを粘って撮っている。カメラに写し込んだシルエット状の鳥の名を尋ねてくる。
 探鳥会は長い列、いや途切れとぎれの帯になって、渋滞し出した。

 「写真はいいから…」と先に進むよう促す参加者もでだした。でも、進行が止まるのはカメラのせいだけではない。ベテランの参加者が藪にじっと潜むシロハラを見つけ、後尾がまたまた動かなくなるのだった。一部の先を行った人たちは見逃したのだが、水場には2羽のキクイタダキが来ており、今日のボーナスになった。
 尤も先行してハイタカやカシラダカを見た人もいたから、それぞれにお得だったか。結局は予定通りお昼には終了できた。                  京都御苑探鳥会 2015年11月22日 S.S wrote

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、キジバト、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、イカル、アオジ、キクイタダキ、ハイタカ、シメ、カシラダカ、ルリビタキ、アオサギ 30種

             次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

カテゴリーの最近の記事