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新春巨椋探鳥会

元日に降り積もった雪のため、集合地の向島駅から見下ろす干拓田は一面真っ白。履き物によっては危ないので、参加者の足元を見てから実施か中止かを判断することにしました。
そんな厳しい条件にもかかわらず、また正月早々にもかかわらず、16名の方が参加されました。しかも、半数が非会員。「探鳥会は今日が初めてです」という方も数人おられます。
多くの方が長靴や登山靴を履いておられたので予定通り出発。その直後、水路にカワセミとジョウビタキ♂が登場し、幸先のいいスタートとなりました。
冬の巨椋の売り物は猛禽類。主役のチョウゲンボウが飛ぶ姿や止まる姿を何度か見せてくれます。コチョウゲンボウも農道にじっと止まって、じっくり観察させてくれました。

積雪は足元を悪くする一方、鳥が見やすいという恩恵も与えてくれます。いつもは草むらに隠れてなかなか姿を見せないホオジロ類が、雪で草むらが覆われたために、見やすい場所に出てくれるのです。
あるポイントでは、カシラダカ、オオジュリン、コジュリン、ホオアカ、セッカがオンパレード。みなさん図鑑と見比べながら、「頬が赤い」「喉が黒い」と確認されていました。
その後、猛禽はハヤブサが遠くに出現したのみでハヤブサ類3種どまりでしたが、終盤近くになってチョウゲンボウがすぐ近くの電線に止まったり、ホバリング。カメラ持参の参加者にたっぷりサービスしてくれました。

    チョウゲンボウ(会員からお借りした画像)

冬の巨椋のもう一つの売り物、ミヤマガラスの群れを観察して探鳥会を終了しました。心配した雪によるアクシデントもなく、38種類の野鳥が出現してみなさん満足されたようでした。                              新春巨椋探鳥会 2015年1月2日

●見聞きした鳥 天候 晴れのち曇り
コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、イソシギ、トビ、カワセミ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、アトリ、カワラヒワ、ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、アオジ、コジュリン、オオジュリン 38種

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