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アオバズクの飛来は?

北嵯峨平日探鳥会 5月16日

 早朝から風が強く時折雨が降る生憎の天気ではあったが、探鳥会が始まる頃にはどうにか雨が止んだ。 大覚寺の庭園に入ると大沢池に鳥影がほとんどなく、遠くの方にカルガモが2羽、カイツブリが水の中からたまに姿を現すのみ。風が強いせいかツバメが庭園の通路や池の水面スレスレのところを飛んでいる。

 池の反対側へ行くとカイツブリの親子が泳いでいた。その可愛さに見とれていると、御神木の方からホーというアオバズクの声が聞こえてきた。今年も来てくれたのだ。こっそり探すも姿は見当たらない。多宝塔のムクドリはほとんど巣立ったのか飛来が少ない。

 田園地帯に入るといつものところにイソヒヨドリが現れて美しい姿を見せてくれた。先月のケリの雛が成長している頃だ。草の中でもそもそ動く胸に黒いラインのない個体は今年生まれの若鳥のようだ。田植えを間近に控えているせいか田は平らにならされて水が入るのを待っている。にも関わらずそのど真ん中にワラのようなものを敷いて座り続けるケリもいる。抱卵しているのだろうか? 相方が神経質にセキレイやドバトを追い払っている。

 少し風が止んでトビなど空を飛ぶ鳥が増えてきた。ヒバリの声が上空へと上がっていく。そんな中を見慣れない猛禽が1羽飛んだ。後で写真を確認するとハチクマだった。

 釣殿近くのアシ原からギョギョシの声が聞こえてきた。アシの穂先でオオヨシキリが鳴いている。広沢池はわずかにサギ類と水面にはオオバンが1羽いるだけだった。釣殿で鳥合わせをして解散した。(O)

●見聞きした鳥
マガモ6、カルガモ4、カイツブリ6、キジバト4、カワウ1、アオサギ3、ダイサギ3、コサギ3、オオバン2、ケリ15、トビ7、アオバズク2、カワセミ1、コゲラ1、モズ1、ハシボソガラス3、ハシブトガラス6、シジュウカラ1、ヒバリ3、ツバメ30、コシアカツバメ1、ヒヨドリ15、イソヒヨドリ2、ウグイス3、メジロ10、ムクドリ30、スズメ20、ハクセキレイ2、セグロセキレイ5、カワラヒワ30、オオヨシキリ6、ハチクマ1、ドバト5
計33種

 

 

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