赤石岳へと続く小渋川、谷をリニア新幹線が通る
秋の雨降る南信州大鹿村へ行ってきました。
大鹿村大河原の西側、小渋川沿いの大西山崩壊地
大鹿村は前回も報告させて頂きましたリニア新幹線南アルプストンネルの信州側の入口部分にあたる場所です。この地域は日本最大で最長の断層帯である中央構造線が通っています。
そのため地盤が脆く、国道152号線の峠道が未開通の部分もあります。また、昭和36年6月29日に梅雨の集中豪雨で大西山が崩壊し小渋川の対岸にあった人家を押し流し42名の方が亡くなっておられます。
谷奥にある釜沢集落の宝篋印塔
南アルプストンネルの入口上にあたる小渋温泉赤石荘露天風呂
この場所にリニア新幹線を通し南アルプストンネルの工事の為、何千台に及ぶダンプカーが土砂の排出運搬し土砂の置き場所ができるという自然環境の破壊と住環境の破壊を招く工事が行われようとしています。
人々の高速移動のために自然環境の破壊や住環境を破壊する、都会の利便性追求のためにどれだけの犠牲を強いれば我々は満足できるのでしょうか。T.H wrote
赤石荘から見た工事現場、工事現場宿舎と事務所、まだ人はいない
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック