メニュー 閉じる

いよいよ待ちに待った夏鳥の季節

 強い日差しで、今日は暑くなりそうです。Gリーダーのあいさつ、「水分を十分に摂って、熱中症に気をつけてください」の言葉を聞いて出発しました。

 白川通の交差点では、コシアカツバメの巣を間近に観察しました。またツバメやイワツバメも飛び交い、イソヒヨドリも現れました。鷺森(さぎのもり)神社境内で、Oリーダーが下見の時に拾ったオオルリの雄個体を見せてくれました。「やっとたどり着いたのに…」、見つめる人垣からこんな声がありました。バタフライガーデナーのGリーダーから、食草とそこに集まるチョウのお話を聞きました。

 赤山禅院でトイレ休憩中にキビタキが現れ、早速、望遠鏡の出番です。梅谷川をさかのぼり、日陰に入るとひんやりとして一息つけます。オオルリ、コガラ、センダイムシクイの声がしてきます。横を歩いていたSOさんの「ヤブサメの声がします」の指摘。私には「???」聞こえません。その後、クロツグミも出て、きれいな声を楽しみました。
 折り返し点で休憩中、鳴いているのが同じクロツグミの声と思っていたのが、SAさんの「クロツグミではなく、ソウシチョウの声ではないか」と指摘があり、WEB図鑑の声を聞くとドンピシャリ。ぬかるみや倒木の山道を慎重に下る途中、埼玉から京都観光を兼ねて参加されたSUさんが「コサメビタキがいます」。
 鷺森神社に戻って木陰で鳥合わせ。夏鳥が一通り出て、36種の出現鳥を数え終了しました。

 午後の自然観察会は、Gリーダーの案内でアサギマダラの蛹さなぎを見せてもらったあと、音羽川に沿ってダム上部まで野草やチョウ、トンボ、クモ、カエルなど里山に暮らす生き物を見ながら歩きました。曼殊院の石垣で、Oリーダーから「キシノウエトタテグモ」を教えてもらいました。石垣の隙間に巣を作り、その入り口に戸を立て、近づいた獲物を捕えるのだそうです。「戸に触れると内側から引っ張っていますよ」。京都府では準絶滅危惧種になっています。                          梅谷川早朝探鳥会 2018年4月22日(J)

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
マガモ、キジバト、トビ、コゲラ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、ムクドリ、クロツグミ、コマドリ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ソウシチョウ(移入種) 36種

                 次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

カテゴリーの最近の記事