長いことバードウォッチングをしているのに、特に珍鳥でもないのになぜだか見ることが出来ない鳥というのがあります。私にとってはムギマキはそんな鳥のうちの一つ。
旅鳥なので、観察のチャンスは春と秋の渡りの時期の短期間しかない。何とか見たいと、ムギマキが出たという情報を聞いて出かけてはふられ、何回かはあと一歩のところで見損ない悔しい思いをしたものです。
ところが、今年の5月の連休に大阪城公園で京都支部のKさんに教えていただいてようやく、一瞬でしたがオスタイプを1羽見ることができました。長年の宿願は果たしたものの、やはり物足りない感じです。
さて、「普正寺の森」では10月下旬にムギマキがよく出るとに以前から聞いていたので、実はこの時期をずっとワクワクしながら待っていました。
少し早いかとも思いつつ、偵察を兼ねてこの土日に出かけてきましたが大当たりで、オスタイプ、メスタイプ合わせて何羽もいたようでした。
こちらでもムギマキは人気のようでしたが、バードウォッチャーの絶対数が少ないため、ゆっくりといろんなタイプを観察することが出来て、至福の時を過ごしました。
ムギマキ1,2
ほかの鳥では、ヒヨドリの大きな群れがいくつも通過していったほか、シメの数十羽の群れが滞在していました。
シメ
ほかにも、マヒワ、アトリ、シロハラ、クロジといった冬鳥が通過しています。
マヒワ
一方、夏鳥では、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、クロツグミ、ムシクイ類もまだ残っているようでした。
キビタキ
おまけですが、海岸に出るとテトラポッドの上にクロサギ2羽がいました。京都市周辺ではこれもなかなか見ることは出来ないですね。 plover
クロサギ
観察したその他の鳥
コガモ、ウミネコ、ノスリ、ハヤブサ、カワセミ、オナガ、モズ、ウグイス、イソヒヨドリ
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