師走の平日にもかかわらず、岩倉村松のバス停に集まった参加者は11人。12月の下旬というのに、まだ冬鳥の姿がほとんど見られないという異常な今冬だが、今日はどうだろうか? 村松から坂原峠に向かう小道では、例年ジョウビタキやツグミ、時にはミマホオジロといった冬鳥が見られるのだが、モズが高鳴きしているだけで、カラ類すら姿を見せない。
峠から静原に下り、静原川でカワガラスを探すが、なぜか今日は出てこない。静原からトレイル道を江文峠へと登ってゆく。峠に着いたのがちょうど正午。ここで昼食休憩とする。昼食後、江文峠から江文神社へと向かう。ここにも鳥の気配はない。神社から戸寺へと下る道でようやく出たのがキジバト。いやはや!
大原川に出たところでカワセミ、マガモ、カルガモ、セグロセキレイが出て、やれやれ。終点戸寺の予定を変更し、花尻橋へと川沿いを歩く。土手にアオサギがたたずんでいる。花尻橋に着いたところで鳥合わせをして、今日の探鳥会を閉幕した。 岩倉-江文峠探鳥会 12月21日(Σ)
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、キジバト、カワセミ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 18種
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