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山の辺の道探鳥会

 どの探鳥会でも「カラ類さえいない」というような囁きが聞かれるこのごろ、山辺の道も例に漏れなかった。ただ冬野にノスリ、池にはカモの風景は辛うじて担保できた。

 この探鳥会のタイトル「古来の道に自然を探してみましょう」はごく普通な私たちの普段の姿勢でもある。
 空高くオオタカが舞えばみんな釘付けになるし、アオサギが鰻と格闘してた景行天皇陵の堀では担当者の頭の中は「解散時間」でいっぱいなのに「飲み込むまで…」というような声が上がる、池の一部がオオアカウキクサで覆われていたら手にとって確かめる人、撓わに実った柑橘類、異常に葉っぱを残したまま開花してるロウバイ。話しは尽きない。

 「山辺の道」の大きな魅力のひとつは地元産品の販売である。もちろん安い。大抵のものは100円なのである。最初の無人販売所で干し柿を買った人は後のほうの店をみて「損した感」に苛まれたかも知れない。進むに連れて同じ100円でも量も種類も増える傾向が感じられる。

 ここでみなさんの思いが一致したようだ。重たいぐらいの蜜柑。たぶんほとんどの方が持ち帰られたと思う。実に心豊かな瞬間なのである。
                山の辺の道探鳥会 (12月17日)

●見聞きした鳥
カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオタカ、ノスリ、オオバン、ケリ、ドバト、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 32種

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