巨椋干拓田探鳥会 2月6日
北陸新幹線京都延伸については、地下水、残土、財政負担などが問題視されていますが、国交省のプランでは京都市の地下を通る新幹線は巨椋干拓地で地上に出ます。しかも、トンネル周辺に車両基地も建設されます。そうなれば、ここに生息する多数の野鳥に悪影響が及びます。その計画を現地で確認していただくために開催したのが今回の探鳥会。
集合地である久御山町の「まちの駅クロスピア」には、当支部の会員に加えて、「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」のメンバーや京都市会議員2名も参集しました。
農業用水路に氷が張る寒さの中、出発して最初に目撃したのはキツネ! しばらくすると、その手前の杭にモズが止まり、バードウォッチングが初めての議員から「カワイ~」の声が出ます。
さらに進むと、ケリが4羽飛んだり、着地したりしています。その奥に、T担当者がコチョウゲンボウを発見。逆光で見にくかったものの、ラッキーな記録となりました。古川ではなぜかカモ類が少なかったものの、上空にはチョウゲンボウやノスリも出現。
トンネルと車両基地の建設計画地では、国交省の京都延伸プランやトンネルと車両基地のイメージ図などを示しながら、当支部のスタンスを説明しました。
●見聞きした鳥
ヒドリガモ、マガモ、コガモ、キジバト、カイツブリ、ケリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハスブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ
計28種+カワラバト