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スペイン紀行(その3 バルセロナ)

第5日はグラナダからバルセロナヘ移動。到着後、その日はサグラダファミリアなど市内観光。
 さすが世界屈指の観光都市だけあって、さまざまな国からの観光客であふれていました。

    サグラダファミリア

 翌日の第6日はバルセロナで終日自由行動の日。

 朝食前のホテル周辺での散歩では、ヨーロッパコマドリ、セリン、クロウタドリなどを観察しました。
 朝食を手早く済ませ、まずモンジュイックの丘に向かいます。ここは、1929年の万博や、記憶に新しい1992年のオリンピックの会場になったところで、広大な緑地もあります。
 入り口は公園になっていて、噴水もあったのですが、そこにいたのがYellow-legged Gull。
 2年前にイタリアに行ったときにすっかりおなじみになった大型カモメですが、成鳥とその若鳥と思われるものが一緒にいました。

    カモメ

    カモメ
 
 丘の頂上は城(要塞)になっていて、屋上からはバルセロナ港が一望できます。ここではカモメやカササギが休んでいました。 

    カササギ

 城の少し下あたりは池や芝生のある公園になっています。サグラダファミリアの喧騒とは対照的に、人は少なくのんびりできるところでした。

 足元で採餌していたのは、ムジホシムクドリ。羽毛がボサボサしているのも特徴ですが、行動はやはりムクドリっぽいです。

    ムジホシムクドリ

 その近くの松の木にやって来たのはヒガラ (イベリア半島亜種)。胸から腹が薄茶色で、見た目が日本産のものと違います。

    ヒガラ

 高い木の枝で、羽繕いをする小鳥。双眼鏡では、空抜けで色がよくわかりませんでしたが、撮影してモニターで確認してみるとゴシキヒワでした。

    ゴシキヒワ

 数羽の群れでけたたましく鳴きながら、緑色のインコ、オキナインコが園内を飛び回っていました。市内のほかの場所でも見ましたが、実は南米原産で多くの国で定着しているらしい。

    オキナインコ

 この公園では、ほかにシラコバト、モリバト、ヨーロッパシジュウカラ、アオガラもいましたが、ポイントが分かれば、もっといろいろ見られるのではないかと思いました。
 
 この後、丘をくだりバルセロナの町歩き。見どころも多いのですが、とてもすべてを回る時間はありません。いろいろ心を残しながら、バルセロナを後にし、帰国の途につきました。(終わり) plover

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