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春のハチクマの渡り

待ちに待った春のタカの渡りのシーズンです。
サシバの渡りのときは、ちょうど震災の起こったすぐあとだったので気分的に出かける気もなく、ほかの仲間もそうだったようで、例年だれかれとなく声がかかるのに今年は皆無。

なかなか進まない被災地の復旧や原発問題にも気をもみながらも、気合を入れて前夜から泊り込みで、ハチクマの渡りを見に日本海方面へ行ってきました。

TOPの画像は観察ポイント。
きれいな景色を見ながらの観察でしたが、肝心のタカが・・・

ホントならこういうハチクマの渡りを堪能する予定だったんですけど、遠~くの方を20ほどだけ飛ぶのを見ただけでした。もちろん写真に撮れるような近いタカはなし・・・

タカの写真の替わりに、ほかに飛んでいたものなどを・・・

これがタカだったらなあ・・・(笑  トビです)

尾羽のないトビ  こんなんでもちゃんと飛んでます。

ハリオアマツバメ
夏になるとオーストラリアなどから渡ってくる。
形が似ているので~ツバメと名前が付いていますが、普通のツバメとは異なり、羽を広げると50cmにもなる大きなアマツバメという鳥の仲間です。
ものすごいスピードで飛び回ります。鳥の中では最も早く飛ぶと言われています。

羽がこんな鎌状になって飛びます。近くを飛ぶとブ~ンと風を切る音がします。
飛びながら寝ているんじゃないかなどと言われたことがあるくらい、一日中ほとんど飛んでいる。
渡りを観察しているとよく出会いますが、これが現れると天気が下り坂になる前兆だと言われています。

横から見るとこんなにずんぐりむっくり。(笑)

観察の最初から最期まで付き合ってくれたクマバチ。
動きが早くてなかなか撮らせてくれません。

小さな猛禽、モズ。

タカはあまり飛ばず、観察した鳥も30種ほどしかいませんでしたが、それでもやっぱりタカの渡りの観察は楽しいし、うれしい。
こうして繰り返される日常のありがたさを、今回の震災で痛感しました。この海岸線にも数十キロ離れた場所に原発がありますが、地震・津波で被災された方々はもちろんのこと、「Fukushima」の事故で避難させられている方々にも、早く以前のような日常が戻ることをお祈りしております。

               次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック

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2件のコメント

  1. scops

    Unknown
    次列を換羽中のようですね。確かに今は換羽の時期なんですが、ワシタカ類はこんなに一度に尾羽を換羽しないと思います。なんかの事故なんでしょうね。

    尾羽がほとんどない渡りのサシバも見たことがあります。残念ながら海を渡って行く事は難しいでしょうけど・・・

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