5月の連休に17年ぶりに甲子園浜に出向いてシギチを見てきました。
阪神淡路大震災の影響で、この浜が瓦礫置場になったり、地震で海岸の地形が変化して鳥が来なくなったと聞いて、しばらくは足が遠のいていました。
久しぶりの甲子園浜は堤防の上に遊歩道が整備され、すっかりきれいになりました。以前は堤防を乗り越えて砂浜に降りられましたが、今はできません。
「鳥の種類も数も減った」という噂は耳にしていましたが、私の17年前のフィールドノートと比べると確かに2~3種類減っています。それよりも、数の減り方の方が大きいように思いました。
それでも、じっくりと腰を据えてシギチを観察することができ、充分に楽しめました。
当日、ビデオで録画したので、いくつかご紹介します。
まずは、ダイゼン。砂浜の波打ち際でウロウロしながらゴカイを食べています。
次は、チュウシャクシギ。長くて湾曲した嘴が特徴です。
次は、ソリハシシギ。チュシャクシギとは逆に嘴が少し上向きに反っています。嘴が長いのに足が短いアンバランスな体型です。
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以上3種はシギ類。次はチドリ類を代表してシロチドリ。チョロチョロ走ったり、足で頭を掻く姿が愛らしいですね。
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阪神淡路大震災では野鳥の生息地にも影響が出ましたが、東日本大震災では地震に加えて津波の被害もあり、シギチをはじめ水鳥は行き場がなくなったのではないでしょうか。
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