午後から雨という天気予報のせいか参加者は少なく、支部会員5名、大阪支部会員2名、一般参加6名、担当2名の合計15名。でも、目的地の大阪市立大学植物園に到着した頃に少し降られたものの、幸いに天気予報は外れ、その後はゆっくりと自然観察が楽しめました。
この日のアイドルは、一般参加のスミレちゃん(4歳くらい)。女の子なのにカエルが大好きで、お父さんに捕まえてもらったカエルを両手で包んでは参加者に見せてくれます。お昼休みもキャーキャー言いながら捕まえて、食事中の参加者一人ひとりに見せてくれました(笑)。
(カエルを見せてくれるスミレちゃん)
この植物園は自然の地形と植生をそのまま生かした中に標本植物が植えてあります。ある参加者は「森林植物園と言った方がいいですね」とおっしゃっていました。時期的に鳥は期待できないものの、そうした環境から生物が多様で、野の花、木の花や実、トンボやチョウなどが観察できます。
シイカシ林で「昔はシイの実を炒って食べた」と思い出話に花を咲かせ、ウスノキやカンボクの実を口に入れて「苦い!」と吐き出し、クサギの葉をちぎってビタミン剤のような匂いを嗅ぐなど、みなさん童心に帰って自然と戯れておられました。
(ユリノキの木陰でお弁当)
鳥合わせのためにクーラーの効いた休憩室に入ったとたん雨が降り、解散して私市駅へ向う頃には止むというラッキーなお天気。この植物園(クリック)が気に入ったのか、参加者の一人は解散後も「もう少し歩いてみます」と一人で園内に向われました。 私市自然観察会 (7月26日)
(ヤブミョウガ)
●見聞きした鳥
コサギ、アオサギ、トビ、キジバト、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキイ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス 18種
●観察できたその他の生物
野草(花)…サクユリ、ワルナスビなど18種類
樹木(花)…クサギ、ムクゲなど8種類
樹木(実)…ツノハシバミ、イイギリなど13種類
動物…トンボ、チョウ、カエルなど
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