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北嵯峨探鳥会

 今月もまた、何故か「シメ」での始まりだ。大覚寺庭苑ではカラ類の出迎えを受ける、エナガやメジロたちそれぞれが2羽ずつ行動している、その中で人気者はコゲラのカップルだ、我々の視線を浴びて照れているのか「あっちへ行った、そっちへ行った」めまぐるしく動き回り、ゆっくり木をつつかない。

 「ミサゴ!」大沢池の緋鯉を狙っているのだろう。旋回する姿に一同うっとり‥、失敗した時の嘲笑を恐れたか飛去。もう居ないと思っていた1羽のオオバンも健在で大喜びだ。次に向かった直指庵前の釣り池跡にはバンの若造が居た、すかさず山科のMさんが「コバン!」と名言、一同大笑いで納得。

 広沢池は水張が始まった、全体の五分の一位が水面だ、汀線に動く多数のシギが居るではないか、40数羽のハマシギの群だった、北帰行中の小休止なのだろう。そういえば、ヒヨドリ30~40羽が群れる木もあったし、大沢池の木でも30羽以上のカラスが群れて騒いでいた。広沢池にもミサゴが現れたが、魚影無しと見て飛び去った。ハマシギの群舞とヒクイナをヨシ越しに観察して畑地に移動、タシギの眠る畑に直行、し、た、が‥、「ど、何処?」畝を一つ一つ探すが‥、10数分探したであろうか、「ジェッ、ジェジェッ!」しびれを切らしたタシギさま3羽が飛び立ち、一同の頭上を舞ってくれたのでありました。あたかも、「何処見てたんだ、ダメな人間どもじゃ、よく見ろよ」と言ってるようでした。
 解散後、弁当持参組は梅林でほのかな香りを浴びながら暖かく(気温5℃なのに)和やかな昼食時間を過ごしたのでありました。
           北嵯峨探鳥会 (2月19日) Y.M wrote

バン (英名:Common Gallinule) Gallinula chloropus ツル目クイナ科
日本産は1亜種 (G. c. indica)
異名: かわからす(北海道)、かわきじ(秋田)、かんかん(青森)、かねもちどり(岩手)、ばんつる(山形)、くろどり(茨城)、はまねこ(群馬)、ももしかー(埼玉)、ぼつとすずめ(富山)、ぽんぽどり(熊本)、こばん(兵庫)、およめ(愛知)、たどり(鹿児島)、こもち(奄美)、くみる(沖縄島)
大きさ: L32 W52 留鳥
(資料映像)

カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ミサゴ、トビ、ヒクイナ、バン、オオバン、イカルチドリ、ケリ、ハマシギ、タシギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 49種

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