室内例会「留鳥とものさし鳥」 4月28 日
植田さんの羽根コレクションが8月に三重県立総合博物館に寄贈されることになったので、それまでに「羽根講座」を毎月開催することにしました。コロナで開催できなかったこともあって、リアルの「羽根講座」は4年ぶり。その間に新しい会員も増え、今回の参加者15名中、支部事務所に初めて来たという方が13名もいらっしゃいました。これまではテーブル6台で間に合っていましたが、急きょ応接室のテーブル2台も並べて座っていただきました。
講師の植田さんから、まず「ものさし鳥」としてスズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバトの標本が説明され、ハシボソガラスとハシブトガラス、トビは翼の実物標本を見ていただきました。羽根の解説だけでなく、飛び方と羽根の形状、さらには足や嘴の標本も登場し「ムクドリは歩くので足がしっかりしている一方、ヒヨドリは歩かないので足が細い」などの生態との関係も説明もしていただきました。
さらに、ヤマドリの長い尾羽、カワセミの青い羽根、アオゲラの長い舌などの標本が次々と参加者の手元に回ってきます。
トラツグミの説明では事務所にある剝製も登場。参加者は、普段は間近に見られない羽根や足を触ったり、スマホで撮ったりしながら、いつもとは違う角度から野鳥観察を楽しんでいました。