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里山の冬鳥

笠置鳥獣保護区平日探鳥会 3月28日

 解散までは雨は降らないという予報を信じて探鳥会を決行。笠置駅前には予想を超える参加者が集まった。
登山口に向かう途中、ツバメが屋内に巣をかけるので、出入りできるように常時窓を開けている優しいお店があった。歩きだすと日差しも出て、春の陽気に上着を脱ぐ人もある。アオサギの集団営巣地を過ぎ車道を上がると、サクラが咲いていた。

 最後の階段状の山道を頑張ると笠置寺に到着。トイレ休憩の後、いよいよ修行場巡り。巨大な磨崖仏、不安定な姿勢で通り抜ける胎内くぐりや、ゆるぎ石では数トンの巨石を動かす女性参加者に歓声が上がる。

 後醍醐天皇が討幕の拠点として立てこもったこの笠置山、その標高288mの行在所の階段を上る。正午になったので、トイレのある町営駐車場に下り、昼食を食べていると遠くからアオバトの声が聞こえてきた。

 笠置駅に戻る道すがら、白砂川に沿って歩くとモズやウグイス、ヤマガラ、アオジは出るが、目的のウソやレンジャク類は不在。田んぼのあぜにアマナの花が咲いていて、「球根は甘く食べられる」とFリーダーの説明。

 民家の屋根にイソヒヨドリが止まってさえずってくれた。笠置駅で鳥合わせをして解散した(J)。

●見聞きした鳥
キジバト、アオバト、アオサギ、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ
計29種
他に、遅れて参加した会員からサンショウクイを観察したとのこと。

 

 

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