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台北賞鳥記(その5)

 本日3か所目は「関渡自然公園」。こちらは地下鉄の駅から少し歩いて15分くらい。
 二本の川の合流地点にある広大な湿地帯を整備したもので、「台北市野鳥学会」が運営を任されているようです。私がこれまでに行ったことがある日本国内のいろいろな野鳥観察施設が見劣りするほど、スケールが大きく、施設も充実していました。

 駅から公園に向かう途中で目の前の木に飛んで来たのは、オウチュウ。すぐ横は交通量の多い幹線道路です。
 

 「関渡自然公園」正門。右に見える小屋で、入園料NT$60(約240円)を払う。

 メイン棟の「自然中心(ネイチャー・センター)」。立派な建物で、職員も常駐しています。手前は芝生広場になっています。

 展望室からは、広大な公園内を一望できます。
 大型の双眼式の望遠鏡が数台設置されていましたが、左右それぞれでピントを合わせるタイプなので、少し使いにくい。今度来るときは、自前のスコープをもちこむ方がいいようです。

 公園の空中写真。湿地のほとんどは保護されていて、立ち入れないようです。

 5月の観察種一覧。日本名の漢字表記とほぼ同じものもありますが、その他はわかりますか?
左側には、ケアシノスリが初めて観察されたようなことも書いてあります。

 ダイサギ、アマサギに混じっているのは、最初はクロトキかと思ったのですが、アフリカクロトキでした。アジアではなくアフリカの風景か。

枯木にとまっていたのは、ベニバトの家族。

 サブの観察舎もいくつかあり、緑豊かな遊歩道でつながっています。

 こんな池もあります。冬にはカモもやって来そうです。
 大都市の一角に、しかもアクセスの良いところにこんな公園があるとは驚きです。今回は時期的に鳥の種類数は少なかったですが、冬季あるいは、シギチの渡りの時季にぜひ、もう一度来てみたいと思いました。
 今回の旅行では観光も楽しめました。町をうろつき回るときも、漢字が読めれば、たいてい意味が分かるのでさほど苦労しないですみます。食べ物がおいしいのも良いところ。
 次は台北以外のところにも行ってみたいですね。(了) plover

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