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オオムラサキと里山の鳥たち

 予報では今日は雨模様とのこと。降られたらオオムラサキの観察後に解散して、大原の観光をしてもらうつもりで集合地の大原バス停に到着しました。そんな予報にも関わらず、次々と参加者が集まり、午前10時の開始時刻になると、薄日が射してきました。

 まず高野川沿いに設けられているオオムラサキの飼育網室に向かいました。網室に入ると、羽化したオオムラサキがあちこちに止まったり、飛んでいます。地面に降りるのもいて、足元に注意しながら奥に進むと、今まさに羽化の途中の個体もいました。しわくちゃの羽が、少しずつ広がっていくのを見ることができました。オオムラサキは日本の国蝶で、国や京都府から準絶滅危惧種に指定され、地元の「大原のオオムラサキを守る会」が保護活動をしています。

 大原バス停前に戻り、高野川を下流に歩いて、里の駅大原に向かうことにしました。高野川沿いに広葉樹の残る一角にヤマオヤジが立っていました。クヌギなどを薪(まき)にするため、伐採を繰り返すことで太くいびつな樹形になったのです。

 じりじり照りつけるなか、田んぼのなかを進むとアオサギ、チュウサギが現れました。「ドングリの森」を通って「里の駅大原」に到着し、鳥合わせをして解散しました。                                 大原自然観察会 2017年7月1日(J)

●見聞きした鳥 天候: 曇り
カルガモ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル 18種

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