冬至の翌日というのに、スコープを担いで歩いていると、汗ばんでくるほど。温かさに誘われてか、キチョウも飛んでいました。日本海側を北上している低気圧が連れてきた温かさらしい。予報では午前中の降水確率は40 %で、今にも雨が降り出しそうな曇り空。そのためか、参加者は担当者も含めて7名でしたが、野鳥ばかりでなく草木やダジャレの好きな方が混じり賑やかな探鳥になりました。
コースはほぼいつも通りでした(集合場所から岩倉川に沿って、高野川へ出て、山端橋から観察。宝が池奉公へ戻り、菖蒲園経由で解散場所へ)が、雨がいつ降り出すか分からないので、池の一周は止めました。それでも、解散は12時15分と、予定の時間を少し回っていました。
オシドリがいたことはいたのですが、雄と雌の一つがいだけ。11月は5、6羽いたのにどこかへ行ってしまったのか、それとも隠れているのか。確認は1月以降の探鳥会の宿題になりました。常連の野鳥がほとんどでしたが、とてもサービスが良く、カワセミ(岩倉川)、カワガラス(高野川、山端橋から)、モズ(岩倉川辺)、ジョウビタキは、皆さんスコープでゆっくりと観察することができました。
モミジバフウの木にはカワラヒワ、ユリノキやクスノキにはイカルがたくさん集まって実を食べていました。曇りのせいか分かりませんが、少し小鳥類の数が少なかったように感じました。でも、鳥合わせをしますと38種。宝が池の探鳥会としては多いほうでした。
鳥合わせの後に、担当者が持ってきた高濃度エタノールで、参加者の靴と三脚の下を消毒しました。探鳥会の翌日(12月23日)の新聞では、京都競馬場で飼われているコブハクチョウに鳥インフルエンザが見つかったとの新聞報道がありました。 宝が池平日探鳥会 2016年12月22日 inorgsp
●見聞きした鳥 天候: 曇り、気温17度前後
オシドリ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、トビ、ハイタカSp、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、カワガラス、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル 38種
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