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巨椋と宇治川で… シギチ&ツバメ平日探鳥会

今の時期、巨椋干拓地にはシギチが入っているし、すぐ近くの宇治川堤防では数万羽のツバメが乱舞する。それなら、両方とも見られる探鳥会をやればいいじゃないか、という欲張りな発想で今回初めて企画しました。

ただ、暑いのが難点で、日陰のない巨椋を午後3時から歩き回ろうという命知らず(?)は少ないだろうという予想どおり、集合地に集まった参加者は8人。しかし、中には兵庫県から2人、奈良県から1人とわざわざ遠隔地から馳せ参じた猛者もいます。
まずは、干拓地でアマサギやケリを見ながら、シギチ探し。下見でアオアシシギがいた休耕田でしばらく待つものの、それらしい姿はなし。あきらめて引き返した後、しばらくねばっていた兵庫県の猛者がタシギを確認したとのこと。しかも3羽。
さらに、炎天下の干拓地を歩いて何カ所かの休耕田を探しますが、目につくのはサギ類ばかりでシギチの鳥影がない。ところが、水路の橋の下にタマシギの雄親とひなが…。発見したのは、タシギを発見した兵庫県の猛者でした。

ようやくシギチ観察らしくなってきたところで、ツバメが乱舞する舞台・宇治川河川敷に向かいました。
土日なら堤防は100人単位の観察者で賑わいますが、平日のこの日はほぼ貸し切り状態。7時前にあちこちからツバメが集結しはじめ、いつもどおり空を舞い、アシ原すれすれを飛ぶ壮大なショーを披露してくれます。
奈良県からの参加者は「平城宮跡と違って、アシ原を飛ぶツバメを上から見られるのが魅力ですね」とのこと。
巨椋のシギチは鳥影が少なくていまいちでしたが、宇治川のツバメは予想通り、参加者一同「すご~い」と感動してくれました。
参加者は少なかったものの、うち2人に80周年記念割引キャンペーンで入会していただき、担当者としても後味のいい探鳥会でした。
      シギチ&ツバメ平日探鳥会 2016年8月9日 K.S wrote

●見聞きした鳥 天候: 曇り
カルガモ、キジバト、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ケリ、タシギ、タマシギ、トビ、チョウゲンボウ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメ、ウグイス、セッカ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ 23種類

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