家康最後の本陣
雨の可能性が高かった今回のツアー、しかしバスが関ヶ原に近づいた時はその心配はありませんでした。まず歴史民俗資料館で関ヶ原の合戦の説明を聞き、当時の展示物を見せてもらっていよいよ古戦場へ。目をつぶるとけたたましい軍馬の響き、火花を散らす刀剣の音が聞こえてくるようです。しかし倭国から古代日本国家が誕生する過程での最大の内乱であった 壬申の乱 がここ関ヶ原で争われ、ほどなくあの不破の関が設けられたというが何か印象的でした。
古戦場を後に駐車場のある伊吹山の9合目まで幾重にも曲がりくねった道を進みます。イヌワシとの接触ポイントに着いたときはかなりの濃霧で観察は午後に回し頂上のお花畑を目指しての西コース進みます。
クガイソウ
メタカラコウ
カワラナデシコ
鹿害の為か花は少なめでが、クガイソウ、イブキトラノ、オメタカラコウ、カワラナデイコ、シモツケソウ、ルリトラノオ、コオニユリ、サラシナショウマ、コオニユリ、クサフジ 等美しい花が迎えてくれ、リーダーの丁寧な説明聞きながらゆっくり楽しむ事が出来ました。帰りも同じ西コースを戻りました。
いよいよ今回の目玉であるイヌワシの観察ですが、しかしこの広大な山間の空間にたった1ペアーのイヌワシと出会うチャンスはゼロに近い。例えばカメラマンが大勢待ち構えているところは一つのポイントになると思いますが、そこを避け、リーダーが事前調査で飛来が確認できた岩場のあるところで待つことにしました。そこへ上の方に現れたという情報に一同覚悟して疲れた重い脚を引きづって歩み始めたその時、左手の方から飛来してきてその岩場に止まりました。見事リーダーの予測が的中した瞬間です。それから出発までの30分間ゆっくりその雄姿を楽しむことができました。オマケもありましたイヌワシのそばでカケスが自分の存在を主張するかの様に飛んだり止まったりしていました。
コオニユリ
今回のツアーは 古の歴史ロマンに酔い 美しい野草たちに心を癒され 念願のイヌワシの雄姿に興奮 と三拍子満足できたツアーでした。帰りの車中では皆さんの感想と次回への希望が聞かれ、また4人の担当者への感謝!感謝!の気持ちが伝えられ、全員無事、京都駅に着きました。 伊吹山日帰りバスツアー 2016年7月24日 N.H wrote
●見聞きした鳥 天候: はれ
カルガモ キジバト アオバト アオサギ ダイサギ コサギ ケリ トビ イヌワシ コゲラ モズ カケス ハシブトガラス ハシボソガラス ツバメ ヒヨドリ ウグイス ムクドリ スズメ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ クロツグミ アマツバメ カッコウ ホトトギス キジ 28種 他に シカ2頭 サル
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