空の隅々まで晴れ渡った青空が、しかし寒さ厳しく、集合場所には31名が、はやそばの樹に来ていたイカルに双眼鏡を向けます。今年は暖かかったせいもあり紅葉が遅れ、残り紅葉が素晴らしいので、リーダーの機転で大沢の池を時計の逆回りで巡ることになりました。いつもなら遠くに見える場所ですが残っているハスの間にオオバンが、又菊島(浮島)のたもとにはオカヨシガモが6羽、島にはコガモ6羽隠れて寝ています。赤い紅葉が水面に揺れている中をカルガモが2羽静かによこぎっていきます。なんともはや贅沢な眺めです。久しぶりに名古曽の滝の旧跡を通り御寺を後にします。鋭くとがった枯れ枝の先にオスのモズが、武蔵の雰囲気です。
直指庵への道を東に折れて行くと菱の池にはその奥にオカヨシガモのつがいが浮かんでいます。五彩の実をつけたノブドウを見せてもらいました。ご陵さんで少し休み、初冬の風情たっぷりの北嵯峨の田んぼに出ました。鳥影は少なく廣澤の池に着きました。入口の前の電信棒の上にアオサギ止まり下をうかがっています。どうもそばを流れる小川の小魚が目当てのようです。
池の水は抜かれ小川ができそばにタヒバリ数羽とサギ類が見られました。対岸の葦原になんと雌鹿の姿が。児神社での鳥合わせのあと大覚寺への帰り道田んぼの樹にチョウゲンボウが止まり地面に降りたり戻ったりして採餌(?)していました。 北嵯峨探鳥会 2015年12月17日 N.H wrote
●見聞きした鳥 天候: 晴れ
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、タヒバリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、カシラダカ 39種
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