宇治での平日探鳥会はこの日で2回目。前回は宇治橋から下流に向かって歩きましたが、今回は上流の天ケ瀬ダムまで往復しました。
その前に、前日の下見でカワアイサ雌の越夏個体に加えて雄2羽を確認したので、少しだけ下流に寄り道してカワアイサを観察。エクリプスのため頭部がまだ鮮やかなメタリックグリーンにはなっていませんが、雌雄をじっくり観察することができました。
ようやく雄らしくなってきたコガモ、エクリプスだか雌だか判然としないヒドリガモも数羽いました。
平等院の裏手では金色に輝く鳳凰を、鵜飼のケージでは昨年繁殖して話題になったウミウを確認。宇治ならではの珍鳥の出現に参加者の顔が緩みます。
上流部の吊り橋付近はカワセミのポイント。下見では2回とも現れましたが、肝心の本番で登場しません。代わりに、ミサゴが上空をゆっくりと旋回してくれました。
参加者が撮影されたミサゴ
工事中の天ケ瀬ダムの下に架かる白虹橋を渡って右岸に出ると、メジロ、エナガ、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラの昆群が左右の樹木をチョロチョロしています。水辺の鳥に加えて山の鳥の出現種が一気に増えました。
途中、ムクノキやエノキの実を試食したり、ビタミン剤のような臭いのクサギの葉を嗅いだりしながら下流へと向かいました。
甘いムクノキの実
クサギの実
寄り道をした分、予定よりも20分ほど遅れて11時50分に鳥合わせ。その最中にイソシギが登場したので、リストに加えて解散しました。 宇治平日探鳥会 2015年11月11日 K.S wrote
●見聞きした鳥 天候:曇り
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カワアイサ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、アオジ 31種
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