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秋のノビタキも一休み

 大覚寺の事務所の屋根にイソヒヨドリの♀の若1羽がこちらを見ている。垣根上の入り口を入りすぐの川にはヤマガラが。前回の探鳥会には見られなかったヒドリガモが2羽、舟着き場でむかえてくれ、更に池の奥からは5羽も手前までよってきた。
小さな門をくぐり正面の大きな杉の木にはイカル、ムクドリ、ヒヨドリが出たり入ったりして盛んに動いている。赤い経堂の広場はNHKの時代劇「ぼんくら」の撮影中で足早に通過。ハス田は静かで、カモの姿は無く、カイツブリがぽつんと浮かんでいた。元の道を戻り“嵯峨”と読める深く大きくほられた石の背後の木立には数羽のシジュウカラ採餌していた。黄色い衣を着た僧侶が4人小さな御堂の前でお祈りをしていたが、この風景はやはりお寺独特のたたずまいであってなかなかいいものである。

 境内を出て直指庵の方へ、鳥影もなく北嵯峨の風情を感じながらそのまま御陵さんの所までいって小休止。いよいよ開けた田園地帯に出る、青く澄んだ空にはツバメやコシアカツバメのなどの燕類が乱舞していた。田んぼにはまだ刈り取りを終わってない所があり、それを狙ってか、スズメの群が行ったり来たり、悪いことに我々の進む方向に現れ、前回見られなかったノビタキを見ようとしたが中々近くではっきりとは見られない。途中小屋の屋根にまたもやイソヒヨドリの若が現れた。

廣澤の池には、その中央にキンクロハジロやホシハジロの潜水ガモが十数羽浮かび池の北側の水際にオシドリが数羽確認できた。鳥合わせ後しばらくして池の上空をミサゴが数回旋回していたがダイヴィングキャッチにはいたらなった。
 今回は野鳥講座の6人の方が実地研修を兼ねて参加され総勢50人弱の参加を見たがそれぞれ秋の嵯峨野を満喫されていたようだった。             2014年10月16日 北嵯峨探鳥会 N.H wrote 

●見聞きした鳥 天候: 晴れ
オシドリ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、カワセミ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ショウドウツバメ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ノビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル 38種 

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