12月14日(土)、「初めてのバードウォッチング」と銘打って岡崎疎水探鳥会を開催しました。まだ体験したことがない方や初心者を対象に、アクセスのいい街中で、気軽に野鳥に親しんでもらおうという探鳥会です。
小鳥は動きが速くて初めての方には観察しにくいですが、大きくてゆっくり動くカモなら望遠鏡に入れて見てもらいやすいので、バードウォッチング入門には最適という企画意図です。
一般市民にたくさん来ていただきたいので、事前に関西の新聞社や放送局にパブリシティリリースを配布したところ、京都新聞とリビング新聞が情報を掲載してくれました。
その効果を期待し、通常より多くの参加者数を想定して、3名の担当者のほかに親しい会員3名に応援を依頼しました。
ところが、実際に集まったのは全部で16名。担当者としては拍子抜けでした。最低気温0℃という今期いちばんの冷え込みのせいかも知れません。
しかも、ちょうど集合時刻前後に、車両事故のため地下鉄東西線のダイヤが乱れるというトラブルが発生。遅れて参加される方のために、担当者1人を集合地の蹴上駅に残して先発しました。
最初の観察ポイント「琵琶湖疏水記念館」では、噴水周辺に浮かぶヨシガモやキンクロハジロ、カルガモなどを観察。1週間前の下見では動物園内の樹にハイタカが止まったのですが、本番では出現しませんでした。
その後、疎水沿いに歩きながらヒドリガモ、ホシハジロ、カイツブリなどを観察。「今回が初めて」という6名の一般参加者に、望遠鏡でお見せしたり、応援に駆けつけたUさんによる羽根や骨の話を聞いていただきました。
解散地点の夷川発電所ではKBSテレビの取材を受け、夕方の「京都新聞ニュース」で放送していただきました。
今回の探鳥会の目的は、未経験者や初心者にバードウォッチングの楽しさを伝えること。すぐ目の前でカモが見られる岡崎疎水はその場所として最適なので、次回はもう少し暖かい3月くらいに実施しようかと考えています。 岡崎疏水探鳥会 2013年12月14日
●見聞きした鳥 天候 晴れ
マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバン、カイツブリ、アオサギ、カワウ、トビ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス 18種
(解散後、参加者とともに鴨川沿いに三条京阪まで歩くと、岡崎疎水にはいなかったコガモ、オナガガモ、ユリカモメ、ダイサギ、コサギが見られました)
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