クイズです。国旗に鳥が描かれた国はどこでしょう?
多分、ベテランのバードウォッチャーでも答えられないのではないでしょうか。しかし、鳥を描いた国旗は意外にたくさんあります。
まずは、アフリカのウガンダ。中央に描かれているのは、国鳥ホオジロカンムリヅル。最近どこかの動物園から逃げ出してニュースになったようです。
同じくアフリカのザンビアの国旗には、国鳥のフィッシュ・イーグルが描かれています。文字通り魚食性のワシですが、フラミンゴも捕食するそうで別名「フラミンゴ・イーグル」。
次は、旧ソ連邦のカザフスタン。太陽の下で翼を広げているのはステップ・イーグル。昔、この地を支配していたチンギス・ハーンも青地にワシの旗を使っていたので、それを受け継いでいるそうです。
次は、南太平洋に浮かぶ小国キリバス。日付変更線に最も近く、世界で一番早く太陽が昇る国であることを国旗でも表現しています。その太陽の上を飛んでいるのはコグンカンドリ。日本にもたまにやってくるようで、今年も鳥取県や愛知県で目撃されたようです。
同じく南太平洋のパプアニューギニアの国旗に描かれているのは、アカカザリフウチョウ。テレビの自然番組にはフウチョウの仲間がよく登場しますが、実物は見た人は少ないでしょうね。
今度は中南米に渡って、グアテマラ。小さくて見えにくいですが、中央に緑色で描かれているのはケツァール。この鳥はコスタリカのイメージが強いですが、グアテマラの国鳥なんですね。ケツァールの下に描かれているのは2丁のライフル。国を守るためには戦争も辞さないという意志を表しているそうです。
次は、カリブ海に浮かぶドミニカ。ややこしいですが、カリブ海には野球で有名なドミニカ共和国がありますが、それとは別にドミニカ国があるんですね。国旗に描かれているのは、国鳥ミカドボウシインコ。
このほか、メキシコの国旗にはワシが、エクアドルとボリビアの国旗にはコンドルが描かれています。中南米の国旗にはなぜか鳥が多いです。
次の観察会は「探鳥会案内」をクリック