
家を出たら驟雨(しゅうう)。八瀬ケーブル駅に着いても、どんよりした低い雲。どうなるか不安の中、高野川を覗いていた女性が、「探鳥会担当の方ですか ? カワガラスがいました」と嬉しそうな顔。東京支部の会員だそうだ。もう一人の仲間も。遠方からの客のためにも「雨よ降るな」と祈る。重い曇天の中、ケーブル沿いの高木でイカルが集団で囀り、シジュウカラが和する。トビ 2羽が旋回中。ツミが飛んでるとの報告も。

総勢 8人がケーブルに乗る。この天候だも、やむを得ない。終点に着いたら、またもや、雨。暫く待合室で待機。”天候アンテナ・マン” が西に青空が見えている、と告げる。雨が一応上がったところで、出発。すぐに道端の桐の梢でヤマガラが歌い、近くの杉林からは、かん高いヒガラの歌も。

ロープウェイの下を通過して間もなく右手の林からキバシリの囀り、3回ほどで、後は黙る。こんな天気の中、よく活動してるなと感心する。旧スキー場に着くと、ホオジロの声。ヴェテラン 2人が、「こんな近いのに、探しても姿が見えない」とぼやく。地鳴きだから薮の中なんだろう。また、雨が降り出して、次第に強くなる。「つづじが丘」に入ったところで、アトリの群れが北向き斜面上を滑って行った。八瀬・大原を見下ろす展望台に着くと、雨はますます強くなった。この間、鳥の姿はなし、声も聴こえない。

担当で相談の結果、この先、天候も鳥事情も好転は不可能と判断し、探鳥会の中止・解散を決める。観光を兼ねてきた、東京の女性 2人は根本中堂へ行きたいという。そこで、送り狼にはならない男性(と、もう一人の女性)が付き添うことになった。
残りの 4人は、来た道をトボトボと引き返す。もちろん、めぼしい鳥には会えず。
比叡山探鳥会 (3月24日) T.U wrote
●見聞きした鳥
アオサギ、カルガモ、トビ、ツミ、キジバト、コゲラ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ウグイス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、キバシリ、ホオジロ、アトリ、イカル、ハシブトガラス 18種
●花や実を付けていた木
トサミズキ、ウメ、アセビ、ミツマタ、アオキ、マンリョウ

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