11月、巨椋で行われた子どもたちの探鳥会を手伝いました。
事前に干拓田で見られる鳥を説明した後、田んぼに出かけて観察。ハクセキレイやモズ、カワラヒワなど普通種でも、子どもたちは大喜びです。私は鳥よりも子どもたちの反応を見ている方が面白かった。
すぐ近くをオオタカが飛んだり、杭にチョウゲンボウが止まったり、私自身もそれなりに楽しめました。チョウゲンボウについて、事前説明で「小動物を捕獲するハンター」と紹介したのですが、スコープで観察したある男の子は「かわいい目をしているから、ハンターには見えへん」。
後日、干拓田に出向いて撮影したのが下のチョウゲンボウ。
実は、私が初めて探鳥会に参加したのもこの干拓田でした。22年前、まだ当会に入会する前、某新聞社が主催した野鳥観察会でした。そのとき、担当者が突然、空を指差して「チョウゲンボウだ!」と叫びました。
初めて耳にする言葉で、人の名前のような妙な響きが心に残りましたが、どんな鳥かは分かりません。担当者の様子と声の大きさから、珍しい鳥であることだけは分かりました。
その後バードウォッチングにのめりこみ、逆に人に「チョウゲンボウだ!」と教える立場になるとは、当時は考えもしなかったです。
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