スズメの親子です。まだ餌をもらってましたがもうすぐ独立するのでしょうね、大阪自然史博物館発行の[ ミニガイドNo.18「街で繁殖する鳥」] のスズメの項目を見ると、「建物や電柱などの穴やすき間に、枯れ草を運び込んで巣をつくる。巣材には、タバコを包むセロハンなど人工物もよく利用する。おもに3月から8月に繁殖する(本文から引用)」とありました。筆者は最近だと京都南座の西側の入口で繁殖してるのを確認しています。
次のページはムクドリ、巣材などはスズメとほとんど同じようだけどただ繁殖期間が4月から7月となっている。でもひょっとして8月ごろ営巣してるのもあるかも知れません。身近な鳥なので、そんな観察も一つの楽しみとして日常生活の中でできそうです。
街中ではあまり出会わないかも知れませんがヤマガラ、ヒガラなどもスズメと似たような場所で繁殖してるのを見かけたことがあります。人気のキビタキはこのごろ大きな公園などで営巣してるのではないかと言われています。
もうそろそろ終わりだと思いますがコチドリは木津川や鴨川で繁殖してますね、ところが桂川などで普通に見られるイソシギ、繁殖場所がなかなか見つけにくい鳥です。ほんとにいろいろと興味はつきません。
本誌は大阪自然史博物館(クリック)で入手できます(販売価格: 300円 税込)。
もくじ
カラープレート
1.目次
2.はじめに
3.街で繁殖する鳥の見つけ方
(1)巣がある場所をさがす
(2)繁殖に関わる行動に注目
4.街で繁殖する鳥たち
■カイツブリ
■カルガモ
■バン
■ドバト
■キジバト
■コゲラ
■ツバメ
■コシアカツバメ
※ツバメ類とヒメアマツバメの比較
■ハクセキレイ
■セグロセキレイ
■ヒヨドリ
■モズ
■エナガ
■シジュウカラ
■メジロ
■カワラヒワ
■スズメ
■ムクドリ
■ハシボソガラス
■ハシブトガラス
5.その他の種
6.大阪の街で繁殖する鳥の変遷
7.人工物を利用した街での繁殖
(1)人工建造物への営巣
(2)巣材に人工物を利用
8.大阪の鳥の繁殖情報を募集!
B6版 36頁
発行 2000年3月31日 初版
2011年4月30日 改訂二刷
ハシボソガラスの巣立ち雛(2011年6月)
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