6月中旬に富山県の有峰湖と立山へ探鳥旅行に出かけました。主な目的は、ライチョウやイワヒバリとの初対面。
ところが、出発する金曜の夜から雨模様で、天気予報は土曜が雨、日曜が曇り時々雨。重い気分のスタートでした。しかし、今年の私は晴れ男。鳥を見に行く日は、雨の予報が外れていました。
今回も最初のポイント・有峰湖に着くと雨が止み、鳥見が終って車に乗ると雨が降るというラッキーな巡り合わせ。翌日の立山でも「降水確率50%」という地元テレビの予報に反して、ケーブルや登山バスで上へ登るほどに雲が消え、標高2,400mの室堂に到着すると、残雪の照り返しがまぶしいくらい。
双眼鏡と望遠鏡を持って歩き始めると、早速「ピリュリュ、ピリュリュ」という声が…。ルリビタキと思いきや、イワヒバリでした。観光客が歩く木道のすぐそばまで寄ってきて、無心に遊んでいます。
さらに歩くと、今度は「ゲゲー」という声が…。いました、いました、夏羽のライチョウが雪の上を歩いています。その後も、岩の上にいる姿や2羽が飛び立つシーンを見ることができました。
雷鳥の名前の由来について、鳴き声を雷に例えたと理解していましたが、観察センターの説明によると、「天敵から身を守るために、雷雨や霧など視界の良くないときに活動するから」とのこと。
(撮影できなかったので、岐阜県観光連盟のフリー画像を頂きました)
ライチョウとイワヒバリが見られて満足したので、標高1,900mの弥陀ヶ原まで降りて他の鳥を見ることにしました。木道を歩き始めると、期待していたホシガラスやウソがすぐに現れ、順調な滑り出し。
ところが、いつの間にか空が雲に被われ、ゴロゴロという音が響きます。周囲は平らな湿原で、落雷のおそれもあるので近くのホテルに避難し、お茶を飲みながら時間をつぶしました。
さすがの晴れ男も雷を呼ぶライチョウには勝てません。それでも、2日間で57種の鳥が見聞でき、大満足の富山ツアーでした。
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