メニュー 閉じる

京都御苑探鳥会

「そろそろ出揃った冬鳥たち」京都御苑探鳥会
 この数日、寒い日が続いたので、冬鳥たちは餌の凍りついた高い山から降りて来ているのではないかと期待していた。でも、御苑内には、それほど冬鳥の姿はなかった。当日から三日ほど経った今日も、比叡山は当然としても、比良山系にも降雪は遠望できない。例年通り冬鳥たちが出揃うのは、もう少し先になるであろう。

     イカル (英名: Japanese Grosbeak) Eophona personata スズメ目アトリ科

 近衛池に浮かんだカルガモ、柿の実を食べるツグミを見た後、すぐ東側のエノキの高木にイカルが群がっていた。最近入会したばかりの “元お嬢さん” 方は、首の痛さをこらえて必死に見上げている。大きくて黄色い嘴や、派手な色合いが魅力的だったのだろう。格好な入門用の鳥と言うべきか ? イカルは、干からびて固くなった実を音を立てて啄んでいた。彼らの一番好きなムクノキの実はすでに食い尽くされているので、次善のエノキの実を選んだらしい。ひと冬中御苑内で過ごすイカルは、次に何を食べるのだろう。

          イイギリ Idesia polycarpa イイギリ科

 内裏東北寄りの芝生に数羽のビンズイ。新しい人たちに、胸の縦斑をじっくり見てもらう。鳥の水飲み場でシジュウカラ、アトリなどが入れ替わり、立ち替わり、沐浴と水飲みに現れる。これまた、新人たちには魅力的だったようだ。迎賓館の東で、やっとシロハラとアオジに会う。本当に待ちかねた。
 御苑内半周を終えて、終わりに近づいた頃、これまた待っていたハクセキレイに見参。最後の締めは、九条池のマガモとオオタカ。                  京都御苑探鳥会 (12月20日) T.U wrote

●見聞きした鳥
マガモ、カルガモ、トビ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 26種

                次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック

          マガモ (英名: Mallard) Anas platyrhynchos カモ目カモ科

カテゴリーの最近の記事