紅葉が見ごろとなって、多くの観光客を迎えた11月21、22日、伏見区「パルスプラザ」で京都環境フェスティバルが開催された。今年のテーマは『つなげる 広がる KYOのエコ』で、20回目を迎える京都環境フェスティバルの歩みを通じて、京都の地球温暖化防止に対する取り組みを振り返った。
京都支部のブースでは、京都に生息する絶滅危惧種の野鳥の写真、パネルを展示し、自然環境の保全の重要性を訴えた。また、宇多野小学校児童といっしょに地域を歩き、住民への聞き取り調査をおこなってまとめた「ツバメの巣マップ」を展示した。トビのクイズにも多くの府民の参加を得た。
恒例のブローチ作り、巣箱作り体験コーナーは、21日、22日とも多くの府民の参加があった。ブローチ作りコーナーでは、ナイフを使い木片を削って鳥に仕上げる作業に、終了ぎりぎりまで熱心に取り組む姿が見られた。また、巣箱作りは、多くの子どもたちの参加で80個用意したキットがすべてなくなった。
京都環境フェスティバル(11月21日~22日)(J)
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環境フェステイバルと関わる様になって何年経つだろう。当初は名前も環境フェステイバルとはいわずに(正式名を忘れました)京都府がささやかなイベントを実施しており、当会にも参加の要請があった。とりあえずということで写真をやってるメンバーが野鳥の写真を本能寺会館に展示したことがあった。
「京都環境フェステイバル2009」の搬入作業は前日の午後から行われる。会場には年に一度、このイベントの時にだけ会えるという知人がいて結構楽しい。今年、当会では京都府条例で定めた5種の絶滅危惧種の写真を展示した。オオタカ、ブッポウソウ、タマシギ、コアジサシ、ヒメクロウミツバメなど。しかし、既に身近では観察すら出来なくなったような野鳥に対する関心など有るはずがなかった。こちらも恒例となっているが、京都市立宇多野小学校では例年ツバメの初認記録から繁殖、そして宇治川河川敷の塒観察から渡りに至るまでの学習会を実施している。会場には、6年生が全員で作成したツバメの繁殖場所を記した校区ツバメマップを展示した。
後は田子さんと加藤さんのブローチ教室、そして、見てる方が楽しい「親子で巣箱を作ろう!」。
100を越える団体が様々な取組を発表している。それぞれのブースを、ゆっくりと時間をかけて見て歩けたら、楽しいだろうなあ、と思いながら、今年も2日間が慌ただしく終わってしまった。
来年はどんなイベントに挑戦しましょうか?皆さんのアイディアをお寄せください。K.N