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イカルチドリ

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 去る5日、京都府が今年度に行う河川工事(中州の除去など)の高野川の現場を、工事担当者と一緒に見てきました。毎年繁殖するイカルチドリの営巣箇所の確認のためです。

 高野川の河合橋から上流側を見ると、水が流れているのは左岸の方だけで、イカルチドリの繁殖する中州は、右岸の寄り州と繋がっているのがよく分かります。下流側、鴨川との合流点では寄り州が発達して一部は野原のようになっています。

 「中州は半分に減らしたい」と言う府側の要望を聞きながら、この状態では当然と思いました。では、中州を半分に減らして寄り州はどうするのか。川幅の狭い高野川では寄り州はいらないでしょう。そこで、寄り州は除去して大きくなり過ぎている中州は3分の2ほどに縮小してはどうかと提案しました。担当のかたはよく理解して下さり、納得していただけたものと思います。
 こちらの要望「イカルチドリのためばかりでなく、鳥たちの安息場所としても中州は重要」もしっかりと伝えておきました。                         (2009年10月5日) N.H wrote

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