探鳥会も終盤、ほっとするひと時、
山田池公園へは京阪電鉄「枚方市」駅からバスに乗って出屋敷で降りる、府道をすすみ穂谷川を渡ったところが北入り口である。日が暮れるとなぜかこの辺りの電線はミヤマガラスの塒になり、何百と集まる。そんなことを説明しながら春日山の山麓を竹屋峠の方向へ進む、と言っても山は丘程度だし峠と言ってもほんの少し登りって感じのただの公園の散策路である。まず朝のうちに”山の鳥”を見る算段だ。シジュウカラ。メジロ、イカル。やがて大きな池を右手に見ることになる。双眼鏡ではよくわからない位遠いがマガモなどが浮いている。カンムリカイツブリで盛り上がった。琵琶湖など水深があると泰然自若なのにここのはやけに潜水を繰り返す。山田池大橋では餌付けされたカルガモが人を怖れない、なかにはオオバンも一羽混じっている、肉眼で近くからみると案外小さい。
オオバン(Coot) Fulica atra ツル目クイナ科
亜種: 日本産は基亜種 F. a. atra のみ
異名: おほあし(宮城)、はげばん(新潟)、くろどり(大阪)、やぶにわとり(岡山)、ばんがも(宮崎)、からすばん(鹿児島)、ふうこもち(奄美)、あかぐちぐみる(沖縄島)
大きさ: L39 W74
ツグミが見え隠れ、みなさんまだ目新しいのだろう、けっこう熱心に探される。「この公園は鳥が近いな」と誰かが感想してるのを聞きながら芝生広場のほうへ向かう、昼食地を探すのだけどバーベキューの薫りを避けようみたいな意見もありすこしあちこちするが、見晴らしのある気持ちの良い場所はすく見つかった。
パーク・センターを見学してふたたび池へ、朝とは逆の方向からみるとオシドリが良く見えたし光のぐあいもよくとても奇麗。でも遠い、その上池畔の茂みのようなところから出たと思ったらまた暗いところへ入る。みんな夢中になって追う、朝、探しまくったハシビロガモが近くでのんびり寝ていた。
枚方市山田池公園探鳥会 (11月23日)
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●見聞きした鳥
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、オオバン、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、カシブトガラス 35種
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