古本市でみつけました。いくらで入手したかは忘れましたがたぶん数百円程度、どちらにしろたいした額ではありません。ちなみに発行当時(昭和32年)の価格は200円です。いまさらこんな古いものが何の役にたつのだと思われるでしょう。図鑑としてはほとんど意味ないです(笑)。
ところが関西の出版社である関係か掲載されている写真などの取材先が身近なところで昔の大阪湾岸なり昆陽池なりの風景、あるいはでてくる野鳥の種類などが興味深いのです。この図鑑ではまだコウノトリが野生であったり、兵庫県の明石でオナガが繁殖していたりします。山口県の八代のナベヅルもまだ何百ときていました。兵庫県、小野の鴨池にはヒシクイが300あまり来ると書かれています。いまでは使われなくなったコカワラヒワやチュウダイサギの記述も面白いです。
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