2月6日、FA(福知山・綾部)やませみの会月2回のうちの一回(平日の部)の探鳥会で、4人の仲間と天橋立~野田川河口に行ってきた。天候は予想に反して小春日和。気持ちよく探鳥しながら天橋立を歩いてきた。昼食にアサリ丼等を摂り一休み後、野田川河口へ行く。あまりにもよい天候に思わず堤防に腰を掛ける。しばらくして仲間の一人が「ユリカモメと違う嘴が黒いのがいる。ズグロカモメと・・・!」。あわててスコープをのぞくと確かにユリカモメとは違いくちばしが全て黒、足は少し赤黒い。大きさはユリカモメとほぼ同じ。私にとって始めて見る鳥である。本を取り出し確かめるとやはりズグロカモメである。ズグロカモメはユリカモメやセグロカモメに追われ邪魔されながらヒラヒラと飛ぶ。 時にはホバリングをしながら海面を見たり浅瀬の岩場に降りたりして、どことなく寂しそうに飛び回っている。私の記録用紙に新しい鳥が一羽増えた。
近くの岩場にタシギがじっとしている。少し離れた所では獲物を探し何度もホバリングをするカワセミが観られるなど素敵な探鳥となる。4時を過ぎあきらめて帰路へ。野田川上空ではコハクチョウ6羽、加悦谷の田んぼで二番穂をついばんでいる4羽の家族を見ることができた。例年なら数羽が飛来し、昼間は湾内でゆっくりしているが、今年は40~50の群れが飛来し、朝早く近くの田んぼへ、夕方4時半~5時に野田川河口へ戻ってくるらしい。
FAやませみの会 草平 wrote
ズグロカモメ Larus saundersi: 世界で約 7000羽、危急種(BirdLifeInternational 2000)、日本のレッドリスト(環境省 1998) 絶滅危惧Ⅱ類、近畿では絶滅危惧種 (近畿地区 鳥類レッドデータブック 2002)、京都府下での公式な観察記録(京都府 RDB)はありませんが支部のデータを見てみますと野田川河口と阿蘇海で 2例の観察例があるようですので今回 3度目の記録ということになります。
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Unknown
京都では私もズグロカモメ見たことがありませんが、滋賀県下ではユリカモメの群れにまじることが多く、何回か見ています。滋賀支部でも探鳥会ブログがあります。よかったら見に来てください。
Unknown
ズグロカモメは大阪湾、三重県沿岸とう太平洋側ではよく見られるのですが今のところ日本海側ではあまり情報がありません。見てる人が少ないのか実際に少数しか生息していないのかよくわかりません。