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室生・東海自然歩道探鳥会

                      写真 (S)

 秋晴れのもと、奈良支部会員のマイカーに分乗して住塚山、国見山の南麓を走る。左手に室生火山群のひとつ、「屏風岩」が垂直の岸壁を連ねていた。前方には奇異な形の兜岳、鎧岳が聳えている。
 曽爾村から兜岳の麓を通り、済浄坊渓谷への分岐点目無橋に到着。車を林道上部の広場に置いて出発準備をしている時、オオタカが飛び我々を歓迎してくれた。そして Kさんからリーダーの紹介、今日のコースの説明を受け、9:40分出発する。済浄坊渓谷に入ると、前日の大雨で水量も多く、山道にも流水が溢れていた。苔に覆われ滑りやすい山道を進むと済浄坊の滝、きれいな滑滝である。鉄の桟道を乗り越し、いくつかの小滝を数えるとクマタワ峠への林道に飛び出す。
 緩やかな林道を登ると、辺りはクリ、コナラ、カエデ、サクラやスギ、ヒノキの混合林で、一部紅葉していた。枯れた高木にエゾビタキの姿も。薮の中から聞きなれない声がする。ソウシチョウの囀りや地鳴きの声とのこと。小群で動いているようだ。ウグイス、カラ類、ホオジロ、カケスがでて、クマタワ峠に着く。鬱蒼としたスギ林の中、展望はない。トイレが設置されている。峠から急降下が始まり、足下に気を配りながら下ると、小広場に12:00到着。ここで昼食にする。
 スギ、ヒノキに覆われ薄暗く、滑りやすい石畳みの道を下ると南松谷の滝群が樹間に見える。宇野川林道にるとジョウビタキが現れ、竜穴神社前でミサゴが出て、15:00探鳥会は終了した。出現鳥は、ソウシチョウを含め、26種だった。

      (他支部探鳥会リポート 10月28日)(J)

●見聞きした鳥 
カワウ、コサギ、アオサギ、ミサゴ、オオタカ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ジョウビタキ、ウグイス、エゾビタキ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、カケス、ハシブトガラス、ソウシチョウ 26種

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