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終末

 「子供たちが森で日々いろいろな生物とともに過ごす」少なくとも私にはこれが最良の教育に思えます。 身近な河原でまた木々が伐採されようとしています。「共生」という言葉、ともに生きる。すなわちお互いをみとめるってことでしょうか、このまま人間が欲望のおもむくまま好き勝手に「自然環境」をいじり続けると私たち人間自体も滅び去ることがわかってきました。自然と人が共生するならたった一本の樹でもまずその命から考えねばならないでしょう、私たち人間が生き延びたいがゆえに「共生」しようと言ってるのですから。

 京都議定書というのがあります。世界中の国々が京都に集まって環境の大切さを考えました。私たち日本野鳥の会京都支部が重要な数少ない自然環境だとしてこの十年間生態調査をつづけ見守ってきた三川合流桂川左岸一帯の自然、ここの木々を切ろうという動きがあるようです。これも「地球環境を大切にしよう」と世界へ訴えていた同じ国でのできごとことです。私たちににはとうてい小さなこととは思えませんが、こんな「小さなこと」が積みかさなってこの地球は終末をむかえるのでしょうか。

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