11月中は大覚寺の拝観料が1,000円なので寺内の探鳥会は中止し、寺の西側の道を北の直指庵の方向へ。しばらく行くと、今まで行ったことのない溜池に着ききました。双眼鏡で探しましたがなにもいないので戻り、いつもの庵の案内のある道を東へ進みます。
造園屋さんの道端の大きな岩には、コケの中に地衣類のコアカミゴケが見られましたが、先端にある子器は赤味を失しなっていました。
御陵さんで小休止の後、いよいよ北嵯峨の田園に出ました。いつもならモズの鳴き声や姿を見るのですが、少し高い木の上に縄張りを宣言しているモズがやっと姿を見せました。そのすぐ隣にはホオジロが止まっていました。
しばらく行くと、杭に早にえの干からびたカエルが。「これ食べるのでしょうか、こんな干からびたのを」。別の人が「私は発見した次の日に行きましたがなかったので、やはり食べるのでしょうね」。あぜ道にいたケリが飛び立つ。
広沢の池に着くと奥にマガモ、キンクロハジロ、ホシハジロが小さな群れを作っていました。池の北の低い木の上にミサゴが休み、オシドリが3羽水際に休んでいました。とにかく、見つかる鳥が少ないと思うのは私だけでしょうか。
最近読んだ本の中に生物の一つの定義として、「動的に自己変革する多元な生命」とありました。ちなみに生命とは、それらすべてが営む生命活動や生命原理を指すとあり、最近の台風による環境の大きな変化に動的に反応しているのでしょうか。それにつけてもたわわに実った稲の穂を見るとうれしくなってきます。やはり北嵯峨は素晴らしい。 北嵯峨平日探鳥会 2018年10月18日 solo biologist
●見聞きした鳥 天候:
マガモ、カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、、ミサゴ、トビ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コシアカツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、キンクロハジロ、スズガモ、オシドリ、カワガラス、ドバト 30種
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