メニュー 閉じる

「落語の中の鳥」

 鳥を主題にした落語はいくつかあります。その中から3本を取り上げて、動画で楽しんでいただこうというこの企画。一席目は、昔は「首長鳥」といわれていた鳥がなぜ「鶴」と呼ばれるようになったか、知ったかぶりのご隠居があわて者の男に話す「つる」。味わい深い語り口調の桂米朝でお聴きいただきました。
 二席目は、三遊亭円生のために劇作家・菊田一夫が書き下ろした「水神」。カラスが化身した女が、女房に逃げられた男と一緒に暮らす、しっとりした人情噺(ばなし)です。

 最後は、桂枝雀の「鷺(さぎ)とり」。金もうけのために雀(すずめ)や鶯(うぐいす)を捕獲しようとして失敗し、最後に鷺を獲ろうとして大騒動を起こす男の話。枝雀らしいアドリブのきいた話芸で事務所は笑いに包まれました。
 終了後、関西と関東の笑いの違いについていろいろ意見が飛び交い、「関西の言葉は漫才向き、関東の言葉は落語向き」という方もいました。
 鳥の演目はまだいくつかありますので、第2弾を11月に企画しています。            室内例会 2018年8月18日 K.S wrote

                次の観察会は「探鳥会案内」をクリック

カテゴリーの最近の記事